碧イホノオ

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ラノベはそこまで文学的な文章にこだわる必要はなく、伝われば良いみたいなところがありますが、キャラの個性や世界観の脚色に使う修飾センスは、イラストで言うところのアート的センスみたいなもんだと思います。



キャラで言うと早い話が決め台詞や名言。

漫画でも大事だけど、文字で勝負するラノベはもっと大事じゃないかな。

ただいいシーンでいい感じのセリフ言わせてるだけではまだ役不足。

ちょっとした違和感みたいな、日常で使わないような言い回しや文法を使った方がいい。


例えば現在放映中のTVアニメ『血界戦線』OPのサビの印象的なフレーズ、「ここは誰の現在地だ?」

ただ単純に「ここはどこですか?」と尋ねるより、そこから連想されるシチュエーションの妄想が膨らむのは当然のこと。

歌詞は音楽に合わせて色々工夫されるがゆえに、一風変わったフレーズがたくさんあります。

みんな天才過ぎるだろうといつも尊敬する。

歌詞と音楽で表現するミュージック業界にも、ある意味ヒントは満ち溢れてると思いますね。



世界観の脚色で一番分かりやすいのはタイトルですかね。

ラノベではタイトルから勝負しなければならないこともあり、作風を知ってもらうために文章的タイトルはよく使われる。

これもただの文章より工夫した方が印象は大きく変わりますよね。


例えば漫画化や映画化、さらに来年アニメ化も決まった大ヒット青春小説、キミスイこと『君の膵臓を食べたい』。

インパクト抜群です。

青春小説なのにリョナ系? どういうことやねん! って気になりますよね。

気になった読者が読んでその意味を知った時、そういう意味だったのか! とカタルシスを得られる手法。

タイトル回収は言わば伏線も兼ねてる上手い表現の一つ。


いつぞやユーザー座談会で例に出した「鋼の錬金術師」や「ファイアパンチ」も同じですね。

ファイアパンチはシンプルだからこそ引き立つのであり、「なんたらブレイカー」とか多少捻ったものだとインパクトは逆に薄れます。

どうせ捻るならいっそ「邪王真眼炎殺国電パンチ」くらい突き抜けた方が、そういうノリなんだなと分かっていいでしょう。

ウケるかどうかは中身次第。

導入で引き付ける効果的な方法でもあるので、文字で勝負するラノベ業界でも当然取り入れたい手法だと思います。



一歩踏み込んだ文章表現のお話でした。

2017/11/22 05:07

プロフィール

小説書くけど漫画も描くし3Dや動画、ゲームも作る人
表現に縛られない自由な趣味人なのでクオリティーはお察し
変身ヒーローやロボットものが大好き

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