碧イホノオ

  • ツイート
  • ツイート
  • シェア
  • LINEで送る

線の太さで立体感を出すという話が出てましたが、せっかくだし漫画とイラスト、アニメの違いを流行りの表現もふまえて、これから絵を描きたい人への私なりのアドバイス。


思えば私が最初に漫画家の先生に習ったのも線の強弱についてでした。

なぜ漫画家はボールペンじゃなく付けペンを使うのかって話。

(もちろん用途による)

座談会では背景の項で触れてましたが、これは人物も含めて立体感を出すために重要なテクニックです。

ただこれは漫画の場合であって、イラストやアニメでは必ずしもそうとは限りません。

というのも、漫画は基本白黒の二色で表現しなければならないからです。


輪郭線だけでなく、影になりそうな部分を太くする、と考えてもいいかもしれません。

そうすることでメリハリがつき立体感が生まれるのです。

これをトーンやグレーを多用して表現するのは、今はデジタルがあるので比較的楽でしょうけど、やっぱり黒の魅力を引き立たせた方が強調され、綺麗に見えるのです。



イラストやアニメでもそうすればいいのにって?

確かに90年代頃まではそうでした。

その頃は漫画的テイストを残すのが流行りでもあったので、漫画的表現もイラストやアニメで分けることなく使われてきました。

ですが時代は移り変わり、それぞれが独自の進化を遂げただけでなく、少年漫画のような暑苦しさよりも、少女漫画のような柔らかい表現が好まれるようになりました。

そう、「萌え」ブームですね。


例えばイラストでは線画そのものの色を変えるのはもはや常識になりつつあります。

おそらく皆さんが知ってる萌え絵の殆どの輪郭線は黒ではないはずですし、一色でもないはずです。

早速推しのイラストをよく観察してみよう!

これはエロゲーとデジタル作画の発展により、漫画家とは別に「絵師」という表現が台頭してきた頃からですね。


アニメの場合はあえて強弱を付けず、細くするのが流行ってます。

そんなことしたら背景と区別しづらいって?

そもそもアニメの背景は輪郭線がないんですよ。

さらに動くことが前提になってるのであまり問題になりません。

これは制作工程の簡略化も関係があると思います。

むしろ立体感や影表現を如何に美術的にカラフルに表現するかで、演出の強化に使ってるんですよ。

まぁこれはイラストでも似たようなことが言えますが。


もちろんこれらはあくまで流行りの作画法であり、作風によっては当てはまりません。

あえて漫画的なメリハリを残した作品もあるでしょう。

昔ながらの少年漫画的なノリならその方がいいはずです。


黒の美術で立体感を描くのが漫画、色や動的手段で立体感を演出するのがアニメ、イラストはそれぞれの美術を詰め込んだ究極の一品もの、と言った感じ。

2017/11/26 04:01

プロフィール

小説書くけど漫画も描くし3Dや動画、ゲームも作る人
表現に縛られない自由な趣味人なのでクオリティーはお察し
変身ヒーローやロボットものが大好き

  • ツイート
  • ツイート
  • シェア
  • LINEで送る

更新中のテーマ

完成テーマ

完成テーマはありません

アーカイブ

ページトップへ