日々ログ

映画・東京タワー オカンとボクと、時々オトン を観た。樹木希林がオカンなのでもっとはちゃめちゃなアナーキー(懐かしい言葉)なのかと思ったら、とんでもなくてびっくりした。ここに出てくる家族の姿に心が洗われてしまった。なんていうのかデフォルトの人間関係が家族の中にあって惰性も非行もあって、主人公はどうしようもないダメなボクで、それでも母は大きな存在なんだな。もちろん、綺麗事で終わるわけもなく(なんたってオダジョーだもんね)健全な家族の姿だけを描いてるんじゃない。互いに気遣うことのできる状況から無関心になったりして辛い関係になったりして。ああ、これはなんというか、原風景、もしくは憧れ。懐かしいと思うのは何故だろう?こんな家族だったらいいなっと涙した。私は機能不全の家族だったから社会に出た時人間関係で苦しんだ。この映画のオカンとボク(オトンははちゃめちゃだけど、でも優しい)は、どうすれば他人と仲良くできるのか、幸せになれるのか、を教えてくれるバイブルみたいなものだ。はっきり言って原作者が生理的にあまり好きじゃないけど(リリーフランキー)観てよかった。あ、それでエンディングにかかる音楽が福山雅治の「東京タワー」この歌詞にグッときた。東京タワーは私も同じタイトルのプロット作ってるんだけど特別な思いがある。私は田舎から東京に出てきたわけじゃなく、東京で生まれていっとき神奈川県に住んでいたことがあって、大人になって東京へ帰ってきたっていうか、だから東京を東京と言わない。東京といったら東京駅のことを指していた。それは今は変わって東京といったら東京全体のことを言うようになった。たまに東京に遊びに行って「やっぱりここに帰ってきたい」っとずっと考えている。それから東京タワーはもちろん特別になった。帰りたいと思う気持ちの象徴なのだ。スカイツリーは東京タワーにかなわないと思ってる。私のように望郷を感じる人もたくさんいるはず。

2022/12/23 14:02

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