あんた……。

また、なにかよくないことを考えているだろう!

どうするか、悩んでおきますよ、ひひ。

あ、ありがとう、でも、遠慮するよ。

淳虎さん、この話は、なかったことにして!

大丈夫です、彪様。私、お掃除は得意なのです。彪様のお部屋も、すぐにきちんとお片付けしますから。
あ、あそこはきったないから、お姫様には来てほしくないなあ。
でも、城外に出すのをやってみたい気もするんですよ、変装した暎蓮様を書いてみたくて。あと、街での彪君のねぐらの様子ね。
俺たちのシリーズは、基本、『城内の妖異』を始末するって話だものね。限定されているだけに、難しい、と。
おっと、それはまだ言っちゃいけません、未定ですから。いかにして城外に出さずに済むか、頭を絞っているんですよ。
私たちが城外に出るという話は、本当ですか?
まあ、わたくしのことはともかく、新作を今後どう展開するか、は、決まっているのですが、『敵』の仕掛けてくる『罠』に迷っているのですよ。彪君の言うとおり、今なら直せますからね。
淳虎さんは割と激しい音楽がお好みのようですね。『戦い』が主題の作品を書くからですか。
そうそう。諸般の問題で、おおっぴらにはできないのですが、『各キャラクターのテーマ』と、『戦いのテーマ』など決まっているのですよ。

そうじゃなくて、ちゃんと白い衣を着て、水に打たれろって話だよ。あんたの場合は、ただの行水でしょうが。

……でも、音楽を聴くっていうのは、いいかもしれない。

確か、俺たちのテーマ曲は決まっているんだったよね。

風呂には入っているんですけどね。音楽聴きながら。そして、お湯でなく水を浴びる。

淳虎さんも、みそぎをなさるといいのですよ、きっと。

私たち『巫覡』は、行き詰まると必ずみそぎをしています。そうすると、案外『天帝』様からいい『天啓』が頂けたりして、混乱状態を抜けられるのですよ。

悪かったですねえ、子供並みで。

……今、わたくしは、自分のアイデアがごっちゃになって、悩んでいるのですよ、君たちをどう動かすかに!

まあ、あの『虎』は扇様並みに早起きだから、だろうけど、9時とは!……子供か、あいつは。

私もそう思っているのですが。

……淳虎さんが、今、一つお話を書き終えて、放心状態になっているらしいのです。夜なんて、9時ごろに寝てます。

今なら、まだ直せるんだから、早いところどっちかに決めたほうがいいんじゃないかなあ。

そうですね……。

実は私も、それを危惧していたのです。今回、ああいう発端を選んだのは、彪様の『術』のためにそうしたらしいのですけれど、もう一つ案を考えていたらしくて、そちらと混ざってしまったようなのです。

ねえ、お姫様。

次回作の冒頭に出てくる、事件の発端って、あれでよかったのかな?

なんか、話がずいぶんずれてきたみたいに感じるんだけど。

読者の皆様。

なんだか、うちの『虎』が、新作について、不吉な予言をしてましたが。

そうはさせません。必ず阻止してみせま……いやいや、そんなことより、また長い間お待たせすることになるかと思いますが、よかったら、待ってやってください。

そして、気が向いたら、また、読んでいただけたら幸いです。

何卒宜しくお願いします。


皆様と1日も早くお会いできることを祈って!

それでは、またこの『小部屋』でお会いしましょう!

読者の皆様。

いつも長い間お待たせしてしまい、申し訳ありません。

最新作は、短編になるかどうかはまだわかりませんが、徐々に書き進めています。

もしよろしければ、暎蓮様の暴走っぷりと、彪君のあわてっぷりを、楽しみにお待ちください。

また、読んでいただけたら嬉しいです。

宜しくお願いいたします。

では、今から三人で、読者様方に、それを待っていただくお願いをしましょう。


読者の皆様。新作は、今日が最終回となります。

淳虎さんは、ちょっとずつではありますが、最新作を書き進めているようですので、どうか、また待って差し上げて下さい。

宜しくお願いします。


また、皆様と、物語上でお会いできる日を、待ち望んでおります。

とりあえず、またこの『小部屋』でお会いしましょう。

ごきげんよう。


別に。

彪君シリーズと、本筋を、またこつこつと書き進めますよ。彪君のシリーズは、発表までにはまた時間がかかると思いますが。

ご自分の出番がないものでは、文句も言いたくなる気がしますが……。

それで、その企画後は?どうなさるのですか?

異論のある人もいるみたいだけどね。

あら。言っちゃった。

この企画の詳細は、また来週です。大したネタじゃないので、期待はしないでくださって大丈夫です。ただのおまけみたいなものです。

わー!

……と、ともかく。来週から、超短期間に、発表予定の企画があるそうです!気が向いたら、見て下さればいいそうです!

私は、彪様とおしゃべりできるなら何でも……

好きなことったって……。

……お姫様、なにが話したい?

来週からの予定なんだから、来週でいいんじゃないですか。

それまで、好きなことをしゃべっていていいですよ。

俺が主役の作品なんか、後回しでいいんだよ、元はわき役なんだから。


……その、ちょっとした企画の告知は、まだしないんだね?

今、推敲中です。

大体、彪君の新作も進めていて、わたくしは、結構忙しいんですよ。

わー!

そ、それはもういいから。


じ、淳虎さん、ら、来週から始める予定の、ちょっとした企画の公開準備は進んでいるの?

暎蓮様が怪我を治してあげればいいじゃないですか。大体それが彪君にとっては……
そういった、ご自分の身を護る『術』を考えて差し上げるのが、淳虎さんのお仕事ではないのですか。
いや、だから、それは仕方がないでしょう。前にも言ったけど、彼は不死身のヒーローじゃないんですから。

それはよろしいですが、淳虎さん。

もう彪様にあんなひどいお怪我をさせるのはやめてください。こちらの胸が痛みます。

ふうん。いい加減だなあ。
いや、それもまだ未定で。書き始めたばっかりですし。今後、話をどう展開させていくか、次第なんですよ。

あんたがそうしたんでしょうが。

じゃあ、次回はまた短編になるんだね。

うだうだと、長ーい話でしたねえ……。

まあ、どっちでもいいけど、今日がその『犬傀儡』編の最終回だよ。

何か、感慨はないの?

いや、それは未定ですねー。すでに『傀儡』って言葉は使ってしまったので、インパクトに欠ける。扇賢様の本筋の方に使うかもしれません。
では、いずれ、そのお話も書いてくださるということですか。
内容がソフトだからです。『鬼傀儡』の方は、もうちょっと話が進んでからでないと、話の展開として難しいかな、と。彪君にもパワーアップが必要ですし。

じゃあ、本当に、『鬼傀儡』って話も、頭の中にはあったんだ。

何で、『犬』を選んだの?

うう、そうなんです、暎蓮様。自分でも、今、間違いに気づいて、ぎょっとして、あわてて直しました。

ご自分で考えたものを間違えるなんて、言語道断ですが。

……でも、実は、あれは、作品の内容を考えるときに、どちらの話にしようか迷ったからなんですよね。

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