Cocoon 繭5 ラスト。
繭から抜け出した、今や美しい蛾となり変わった、その存在…。
その魅惑的な翅で舞い上がり、脱ぎ捨てられた、彼の旧の檻を見下ろし思うのである。
『さあ行こう。私は二度とあそこには戻らない…』と。
出典:『インテグラル・ヨーガ』スワミ・サッチダーナンダ著、めるくまーる(意訳byMe)
われわれの発達は蝶の発達に似ている。蝶の卵が死に幼虫になるように、我々は『死に、生まれ変わらなければならない』。幼虫が死に、蛹になる。蛹が死に、次に蝶が生まれる。それは長い過程であるが、蝶は一日か二日ほどしか生きられない。だが宇宙の目的は、それで成就する。
人間についても同じである。われわれは、自己のバッファー(緩衝機構)(*)を壊さなければならない。こどもはそういったものを一つも持たない。幼子のようにならなければいけない…。
出典:Views form the real world, Gurdjieff, 廃刊、(意訳あり)
*人格内に無意識に作り上げられる良心の呵責を感じないでおれる仕組み。エゴとも関わる』。