創作論

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【フック】 【ジャンル】 について。
なろうではタグにジャンルを書くとクリックされやすくなる。
つまりこれはジャンルがフックになっているわけだ。
これは見たところ検索でスコッパーが探っているというよりも、中身の表記になっていると思われる。その証左に、有名タグを入れたところでほとんど閲覧者は増えない。
Web以外の場所、例えば書店なら置かれる棚がその役割を果たしているのだろう。

ここに長文タイトルが強い理由があると思われる。
そしてこれはそのジャンル毎の広さや重なる範囲を考えると、より効果的に設定できる。

例えば「これは面白そうなストーリーだ」と思った本が、自分の知らない二次創作だった場合に手を取るのを躊躇ってしまうことがある。
元の作品が一つのジャンルになっているわけだ。

ではこの時のジャンルとは何か?
これは前提の文化を表しているのだと思われる。
ミステリやホラーに限らず、ギャグや恋愛などでもそのジャンルでいう「お約束」があり、その前提共有の上で成り立っている。
コミケなどで「ジャンル」という言葉が使われている様子がわかりやすいかもしれない。
つまりジャンルとは、前提とされる事前知識や文化を一言で現した物なのだろう。
だからこそ、ジャンルをまたぐ作品は強い。

そして新たなジャンルというのは開拓するものではないように思われる。
(余談だが今、私が「新ジャンル」の息吹を感じているのは「横浜駅」や「ブッシャリオン」といったサイバーパンクとSFの中間地点のように認識されるジャンルだ)
どういうことかと言うと、新ジャンルというのは切り開こうと思って進む物ではなく、これまでの道の延長線上に存在し、一歩だけ逸脱した第一人者の後ろに道が出来る物だと思う。

今の関心事は、「新ジャンル」を編み出す方法だ。

2017/09/16 08:43

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