『迷ダン』反省会

>米洗さん
コメントありがとうございます。

>アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
その通りだと思っています。
特に小説なんかは『文化』という物が螺旋のように積み重なった物なのかな、とは感じています。
というとなんだか抽象的な表現ですが、紫式部とか坊っちゃんとか過去の歴史上の作品があった上で今の最新のなろうだとかライトノベルが成立しているわけで、それ自体が全くゼロからのアイデアなんていう物は無いんじゃないかなーという程度のお話ですけども。

>個々の要素の持つ訴求力
ここはあくまでも独自分析であり、更に言うなら「なろうにおいて」という前提がつきますけどね。
例えば「横浜駅SF」(カクヨム大賞受賞作)という横浜駅が無限増殖する作品がありますが、あれは横浜駅にもSFにも大した訴求力はなくて、でもその組み合わせと発想が面白い(いつ見ても工事してる横浜駅が無限増殖しているという与太話)というアイデア一本勝負の企画力が強い作品となっています。(「横浜駅大好きなんだ! 買おう!」って言う人はあまりいない)
賞においては時代をリードするような「真新しいアイデア」を求める傾向にあるので、ここは無視してもいいかもしれません。

ただ以前の座談会で「なろう発の書籍は売上がいい」という話を新木先生がされていた通り、一般的な読者が求める要素としては「知っている物を求める傾向」は確実にあるとは思っています。
推理小説が好きな人は、やっぱりタイトルやあらすじに「密室」とかあるとオッと目が引かれると思うので、ある一定量の「お楽しみ保証」とも言えるべき要素はあった方がいいのではないか……というのが持論ですね。

>西洋ファンタジー×座敷わらし

なるほど、ありがとうございます。
私もこの点については意識はしておりました。
後々調べると、異世界✕妖怪物は一件ぐらいしか書籍化はされてなかったんですよね。(なろうからはゼロ)
割とさんざん刊行されている異世界物でも、まだまだ余地はあるんだなぁと本作を通しては思っています。

(余談ですが、編集曰く、和物は売れないらしくて、今進めている単行本のタイトルやデザインは両者間でかなりの協議が繰り広げられていました……(笑)
ただやはり読者的にもここは重要のような感想も来ておりまして、出来るだけ座敷わらしという要素は強調させては頂いてますけども)

>フック
そうそう、フックです!
この表現が一番しっくり来ますね。
フックが多い作品の方が、なろうでは有利なのかなとは思っています。
乱雑になると物語としてもまとまりがないものになってしまうのは確かにその通りで、基軸として3~4ぐらいがいいところなのかな、とは思っています。

2017/08/29 00:58

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滝口流です。滝口、たきぐち等という名前で活動している事もあります。
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