創作論

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ユーザー座談会の方で先日言った「物語とは何か?」について。
・発想基点
 ハウツー本での「物語は行って帰る物」という記述。

・仮説
 物語は「①日常→②非日常→③日常」の遷移状態のことを指す。

・概論
 物語を構成する要素を考えると、「特別なことが起こった」ということの提示になると考えられる。
 逆に言えば、非日常でない出来事は「特記事項無し」となるからでもある。

①開始時の日常、これはつまり主人公含む世界観の提示になる。
 世界観設定の提示、主人公(基幹人物)の設定提示などの前提知識の提示と行っても良い。

②そして非日常が起こる。
 これは「普通ではないこと」であり、日常と異なることである必要がある。

③最後の「日常」は、「新たに始まる日常」を指す。
 世界が救われた、主人公が心に傷を負った、といった新たに日常を提示することで物語は終わりを迎える。

 これらが不足すると、物語としての体をなさなくなる。
 もちろんわざと①を省略する場合、受け手に対して「ゼロの状態」を作り出す叙述トリックのような状態を作ることもできる。
 ただし②や③を省略した場合、非常に文学的な作品になるだろう。
 エンターテイメント的な側面(いわゆる王道、大衆受け)から見た場合は望ましくはない。

2017/11/02 03:09

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