乳がん

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少し間があいてしまってますが、ゆっくりのんびりやっていくので……。


ホルモン治療の副作用。

ふたつめ。


治療をはじめて半年で出てきたのが骨密度の検査で指摘された「骨粗しょう症」です。

女性のエストロゲンの減少と骨粗鬆症って密接につながっているらしくて、エストロゲンが少なくなると骨を作成する代謝みたいなものが悪くなるんだって。

だから急激に閉経させた副作用ではあるけれど……年齢と共にいずれ辿るであろう道筋を高速で走ってるだけというか。

どっちにしろいずれ私は骨粗鬆症にはなったのだろうとも、思ってます。


ただ、ホルモン治療はじめるまで私の骨密度はむしろ高かったんですよ。実年齢にプラスして十歳以上若いくらいの骨密度で、まったく心配もなかった。そのため「たった半年の治療でこんなに低下してしまう」という予測もしてなくて。


たしかに予防してなかったんですよ。

毎日の生活スタイルの問題も大きく、日に当たってないし、出かけないし、座業だし、運動もしないし、牛乳や小魚を意図して摂取しようとしてなかったし……。

もうちょっと出だしの半年て小魚食べるとか、しとけばよかったのかなあという反省。

本当に日にも当たってなかったし……。


というわけで私は現在、骨がスカスカらしく「転ぶと骨折する心配があるので転ばないで。特に尻餅が一番危ないからね」と毎回言われます

怖い……。転んで骨折怖い……。


当初はしばらく経過を見てました。でもするすると骨密度が減りつづけたため途中から骨粗鬆症の薬が出ました。

その薬についてはまた後日。


というわけで「ホルモン治療はじめると、骨密度が減る可能性が高いので、意識して骨を増やす……というか減らさない生活をしましょう」という提案でした。

2017/09/20 09:03

抗ホルモン剤の副作用について。


たぶん個体によって、病状によって、違ってくるのだと思うのですが……。

私は抗がん剤もつらかったけれど、それより抗ホルモン剤のほうが副作用についてはきつかったです。

ですが、乳がんの治療として副作用がつらいものだと知られているのは、どちらかというと抗がん剤のほうなんですよね。

なので私は、周囲からは抗がん剤治療のときほど労られることなく「薬飲むだけでしょ」「副作用とかないんでしょ」みたいな部分があった……。

本当にこれは個体差だろうと思うし、抗ホルモン剤をさほどつらくなく服用し続けている方たちも一定数いらっしゃるうえで、乳がん治療についていくつか伝えたいなかのひとつが「ホルモン治療、かなりつらい人もいるので、皆さん優しくしてください」ということでした。


当時はいったいなにがどうなってるのは、毎回、困惑して「つらい……」とういているだけだった。

本来なら閉経しない時期に無理に閉経させてしまい、薬で体内の女性ホルモンを操作したため、脳と身体が抵抗したのかなといまは思ってます。


いわゆる更年期というやつを、短期間で一気に駆け抜けるみたいな感じ。

閉経って本当ならもっとゆっくり、少しずつ、体内の女性ホルモンが減少していくのに、パツンっと遮断したことであちこちにガタがきて、それが数年続いて、困った。きつかった。


まず最初に「関節が痛くて動かない」がスタートしました。

朝起きてすぐ、冷えているとき、指が曲がらないんですよ。

ずっと曲がらないってわけじゃなく、時間たつと使えるようにはなるんだけど。


朝起きて指が曲がらないと困ること。

蛇口をあけられないんです。東京の部屋の蛇口は、ひねって開ける形の蛇口でですね。

顔を洗うとか水を飲むとかそういうことがまず、できなくて。


途方に暮れました……。


札幌の家の蛇口は上下に上げたり下げたりのものだったので「便利だ」ってなった。朝一番に水も飲めないし歯磨きもできないのって、毎日続くと、けっこうきついよ。情けない気持ちになるんだよね……。

2017/09/10 16:31

抗ホルモン剤。

注射するやつ。

卵巣の機能を抑制させる注射を定期的に打ち、エストロゲンを管理する。


ゾラデックス 四週間ごとに皮下注射

リュープリン 十二週ごとに皮下注射


初回の月経はきますが翌月以降の月経は停止する。

だいたい二年間が標準治療のようです。年齢によりますが注射をしているあいだは月経が止まってますが、注射をやめると再開するみたいですね。


私はこれをやっていないのですが、やってる人の話だと注射がとても痛いのだと聞いた。


CMFという抗がん剤(私がやったやつ)と、この皮下注射二年間の効果は同等とされているようです。


なので私はCMFでなくタキソ系の抗がん剤を選択してから卵巣抑制機能の注射を二年でかつ抗ホルモン剤という治療を選択するのもありたったのかなといま検索したんですが……。

そういう治療してる人はあまりヒットしなかった。年齢が若いとありそうな治療なんだけどなあ。


まあ、治療の組み合わせは、各々の状況と、主治医のかたとの話し合いで「本当にそれぞれが違うんだよ」ということで……。


ハーセプチンとゾラデックスとかはありそうだなあと思った。


あとで時間あるときにまた検索してみます……。


ぼんやりとした日記ですみません。

2017/09/05 08:52

抗ホルモン剤の続きです。


たぶんこのあたりの医師からの説明はそんなに詳しくないかもしれない。

薬は「閉経前ならこれ」「標準はこれ」「閉経後はこれ」みたいに提示されて、自分でんたてきるようなものではないから。


知らなくても、薬を飲めばいいのでそれでいいのです……。


薬選択のキーワードはエストロゲンです。


がん細胞に関して「ホルモン陽性」と言われた人のみ、飲みます。陰性判定が出た人は、効果がないとされるので通常は飲まないです。


陽性 → 飲む

閉経前 → 抗エステロゲン剤

閉経後 → アロマターゼ阻害薬

陰性 → 飲まない


おおざっぱにこんな感じ。何度も繰り返して記載してますが「あの人の治療とどうして私は違うのか」「私もあの薬を飲んだほうがいいのでは」という本人、そして家族が存在するので、ここ何度も書いておきますね。

ちゃんと薬の出る出ないには理由があるよ。


治療していて「あの人は飲んでるのに、私は薬が出なかった」と不安になったり「あの人の薬と私のが違う」と不安になったりしたら、医師に聞いてみてくださいね。



さて

・アロマターゼ阻害薬


エストロゲン。乳がんになるまで考えたこともなかったものだ。


女性が閉経する前と後では、エストロゲンが分泌される場所が違うんですって。

 

閉経前→ 主に卵巣から分泌。

閉経後→ 卵巣からはあまり出なくなり、副腎から分泌されるアンドロゲンをもとにアロマターゼという酵素がアンドロゲンをエストロゲンに変換する。

 


ねえ、私の身体のなかでいろんなことがおこなわれてるんだねえ。

病気になると「人体とは」「生き物とは」と遠い目になるね。


とにかくエストロゲンを阻止しないとならないので、エストロゲンになっちゃうアロマターゼを阻害するのだそうだ。


私が飲んでたのは

アナストロゾール(商品名アリミデックス)です。

その他いろいろとあるよ。


私は通常だと年齢的にはタモキシフェンをすすめられたのですが自分から「抗がん剤で閉経していると思うので、なんなら調べてアリミデックスにしてください」と自己申告してかえてもらいました。


事前にこのあたり調べてたので「変えて-」とか「調べて-」とか伝えられたので、そしてこれに関して正しい判断だったのではと現時点て思っているので、ホルモン陽性のがん細胞の人は自分の身体の治療時の変化や、薬についてなど、調べておくといいと思うんだ。

2017/09/01 08:41

抗ホルモン剤の二種。

簡単なわけかた。


面倒なことは考えず「閉経前」か「閉経後」かで考えてふりわけるのが一番だと思います。


・抗エステロゲン剤


が閉経前。


・アロマターゼ阻害薬


が閉経後。


閉経しているどうかは各自の自覚もですが、病院でちゃんと調べて体内のホルモン値の数値で見てくれるので不明なときは相談するといいのです。

抗がん剤で生理がとまってしまうという人も多いけれど、生理が一時的にとまっているだけで閉経したわけではないとう人も多いので。


エストロゲンは女性ホルモンのひとつです。乳がんのがん細胞のタイプによって、エストロゲンが乳がん細胞のエストロゲン受容体に結合し、がん細胞が増えることがある。

なので、がん細胞のエストロゲン受容体を阻害することでがん細胞の増加を食い止めるのが、エステロゲンの薬です。

 

抗エステロン剤。

どんな薬かなーというのは検索していったら出てきますが、有名なのは

タモキシフェン(商品名:ノルバデックス)

トレミフェン(商品名:フェアストン)

あたりかな?


毎日、薬を飲みます。だいたい五年間。人によっては十年飲んでるね。

副作用は更年期とされるものと似た感じだと思えばいいのではと……。

ただ、私はこっちの薬じゃないので、自分での体験ではとは言えないのです。


私は抗がん剤で閉経したのでアロマターゼなんですよね。


アロマターゼ関係と、あと卵巣機能抑制の皮下注射についてはまた後日。

2017/08/31 08:45

放射線はだいたいこんな程度かなあ。

照射箇所によって変動はあると思うのですが……。


そしてこのあとに抗ホルモン剤があります。

毎日毎日飲む薬です。

女性ホルモンを制御し体内で作らせないようにする薬だと思っていただければ。


とはいえ女性ホルモンを作らせないようにしたところで、女性は、女性なので、突然筋骨隆々になったりなど「男になりました」ということは、ない……。

そのへんも含めて、また、のんびりめでゆっくりコツコツ書いていきますね。


種類は、二種類、あります。


・抗エストロゲン薬



・アロマターゼ阻害薬


どっちがどういう薬で、どんな名前の薬があって、どういう状況の人はこっちの薬なるはずですよみたいなのは、また明日以降に~。

2017/08/26 10:26

放射線の単位はグレイ。吸収線量の単位だそうだ。


放射線はできるだけ「均等に照射し」また照射不要と判断された箇所には「できるだけ照射しない」。そのための位置決めとマーキング的なものが大変なのだというのは前回までにも書きました。

これ「どこの位置にどれくらいの時間照射するか」の時間まで細かく計画練られてるみたい。

聞いても私にはぼんやりとしか理解できないのですが。


一回に照射する量と照射回数、そして照射時間を組みあわせて、治療に有効であるだろう「総線量ライン」を満たす。

その場合、一回の量多めにして短い時間で照射するか、量を少なめにして何度も通院してもらうか……などは、患者さんの状況や腫瘍、医師の判断、その他で変わっていくらしいです。


なので放射線治療も「乳がんだったらだいたいこんな感じだよ」というのは、平均値はあるんだけど、それも絶対にそうだよとはいえない。

一応、一般的には「総線量50グレイを、25回。一回の照射線量2グレイ」が基準みたいですが(いまはまた変わってるかもしれません)私はそれより多く通っているし、人それぞれの部分は放射線でも、そうなのだった。


当時の記録を見ると、マークつけたりした検査のときは高いけれどそれ以外の照射はだいたい固定で4600円くらいでした。ときどき5000円になってたりして「ん」と思ったけど、なにか微妙に違ったんだろうな。一日の照射時間とか、数日だけ、照射箇所が増えるとか。

週に五日くらい、日々、4600円出して一ヶ月半くらいって、いま思うとけっこうまとまると出費としては大きいですね……。

2017/08/12 07:38

放射線です。


当時に自分のメモを見つけたので貼っていく。

患者さんたちは「聞くといい」と思います。ただ自分は聞くけど、聞けない人もいるもんなあ……。意識して「聞きましょう」、放射線治療。

だって本当にわかんないんだもん、なにされているのか。間違ってたとしても気づけないことあると思うんで自衛として聞くといいです。


以下、当時のメモ。


乳がん患者の放射線で患側と健側とを間違えて放射線をかけつづけた医療事故のニュースがありましたが、あれは起こり得るミスだなあと思った。 

・技師さんたちは「わかってること」だから患者にいちいち説明しないんですよね。 
・もちろん「ペンで印つけます」などのことは話すんですが「機械のこちらから放射線が出て、ここにあててます」みたいな説明はしないのよ。 
・位置を決めるのに忙しくて、数ミリ単位でくるってしまうらしくて、そっちに真剣なので。 

・私は性格としてそのへん聞いてしまう質なので「いまなにしてるんですか」「放射線てどこから出るんですか」「左側が患側なのに機械が回って右にきてるのはどうしてですか」などと知りたいことは聞き、聞かれたら答えてくれる。 
・撮影にしろ、放射線にしろ、あてる位置によっては、私の場合は左胸なんですが、右側に機械を回して、そこから角度を調整して撮影したり、放射線あてたりするんですよ。 
・たぶん乳首付近とか、斜め下の部分とか、そういうところには、右に回して微妙な位置で放射線を左にあててるようで。 

・これは、聞かないと「どちらに、どこから、放射線をあてているか」なんて患者には把握できないし、間違った治療を受けていても、気づかないことがあると思いました。 



2017/08/04 08:11

放射線照射の後に起きる副作用。

まれに微熱とか咳とかが長引くことがあるらしいです。

肺炎になることがあると。

「放射線の副作用でなった肺炎である」という原因が重要で、それにあわせた治療方法があるとのことなので、肺炎になったらその旨をして医者に告げること。そして放射線照射してくれた病院にも伝えること。

もしそうなったら連絡してくださいと言われてました。

が、私はなんともなかったです。


これについてはちゃんと「万が一こういう症状が続いたら」と事前にお医者さんから指示されるので、そこは安心ですね。けっこうしつく言われた記憶があるので、だいたいの人がこれを聞き逃すことはないでしょう、うん。


2017/08/01 08:37

放射線の副作用、まだあるよ。

顔からの発汗が大量に。

副作用だと記載したいくらいの量なのだ。とにかく、どんな場所でも私はひとりだけ滝のような汗を首と顔とにだらだら流していた。
人から指摘されるくらいの量の汗でした。
見える場所なんで、隠しようがない。激しい発汗。

最初は放射線には関係ないかなと思ったんだけど、調べてみたら関係あった。

つまり、放射線があたったところの汗腺がつぶされちゃうわけなんですよ。それから半年から一年後には汗腺はじょじょに復活していくらしいのですが、放射線照射中から一定期間、私の左胸側のけっこうな量の汗腺がずぼーっとつぶされて「なくなった」わけなのです。

人の身体というのは不思議なもので、それでも身体はいままでと同じ量の汗を一気にだそうとするものらしい。結果として、左上半身がいままで担っていた分の汗を、顔と首が請け負ってくれたみたいです……。
通りすがりの人にガン見されるレベルだったので、けっこうひどかったんじゃないですかね。
化粧なんて、崩れるとかそういうレベルではなく流れ落ちていく。
ひとりだけ風呂上がりみたいな感じにしたたりおちる汗で過ごすのは若干恥ずかしいこともあり、その時期、できるだけ人には会わない方向で過ごした理由のひとつが、これでした。

このあと抗がん剤での脱毛でウィッグつけることもあり、とにかく顔汗対策については最後まで困ってましたね……。夏の時期、持ち歩いていたのは「サラシ」「ガーゼ」をハンカチサイズに切ったものと、タオルでした。タオルじゃないと無理っていうくらいの汗なんだよ。ハンカチではすぐにぐしょぐしょに……的な。タオルで首と額含めてざっと汗をおさえてからガーゼで顔をポンポン叩く。
化粧道具は一式持ち歩く。
化粧水なども持ち歩く。

できるだけ首後ろを冷やすようにして対策してましたけど、それでも滝のように汗は噴出するのであった。

汗腺と汗の量について言及されているブログなどは特に見つけられなかったので、書いておく……。

あ、ガーゼをハンカチにするやつ、いまでも使ってます。汗と脂をポンポンと吸い取ってくれて、化粧そのものは落ちづらい「汗のふきかた」がカーゼでした。
薬局で売ってるサラシ、たぶん300円くらいだったような。それを切り分けて使って、洗って使って、とことん汚れたら捨てちゃう方式。
これ、雑誌で女優さんが汗ばむときの化粧崩れがいちばんしない汗を拭き取るものとして紹介していたので、試してみたら、私にはあっていたのでずっと使ってます。夏はハンカチとガーゼを持ち歩いているよ。

2017/07/29 10:32

放射線からちょっと離れます。

手術痕と引き攣れなどについて。

自分の身体に突然生じたダーツ。
もともと深く考えないたちなのもあり「たたまれた箇所、小さいけれど、洗うの大変だな」とか「ダーツだな。人工の肉襞だな」とか「ちゃうちゃうとかフレブルのお顔の一部みたいだな」とか考えながら手当をし、爛れが治ってからふと思う。

「固い。一部の肉がとても固い」

手術痕っていうんですかね。なんなんですかね。
色も放射線で焼けてしまって抜けないし……なんですが、どっちかっていうとこの肉の固さは手術のあとの癒着ですかね。

医師は特に指示をださない。

ある日、やっとそこに思い至って聞きました。

「これって、放置しといたらどうにかなるのですか。肉は柔らかくなったりするのですか」

「それ、術後からマッサージとかして柔らかくしないと、固いまま固定するよ」

「え……。ええええ。そうなんですか。はやく言ってよ!!」

医者は、治療計画でいっぱいいっぱいなので、健康に関係のない「美容」の観点のお話やアドバイスは一切しませんよ!

というわけで軟膏を処方してもらって、その日からせっせと自分の手術痕にマッサージをほどこす私。でもあまり強くマッサージすると、その横の「なくなってしまったリンパ」が腫れてしまうのだ。
左リンパがなくなったので、循環させてくれるものがなく、ないのにそこにリンパ液が集うので、脇腹が腫れる。そして、左手全体がだるくなり、肩も痛くなる。

「適度」なマッサージのコツに至るまではなかなか大変です……。

で、いまの私。
ダーツ的な部分はそのままですけど、肉質は少し柔らかくなってます。肉質とかいうと「肉塊の表面にローズマリーとローリエの葉を散らしてからマリネ液体につけ込みよく揉み込んで一日浸してからあらためて胸に収納」したみたいですが、もちん違います。普通にただマッサージしていますが、まあ、術後の該当箇所の「肉が固い」というのを「肉が固い」以外に表現できん。肉が固いと困るとがあるかどうかも正直わからん。固いままでもいいのかもしれません。「お好みで」みたいな?

ダーツになった引き攣れについては、これ、治すとしたら美容外科なんだよね。
私は、そこに価値をあまり感じられずそのままなのですが、もし自分がもっと若かったら悩んだし考えるだろうということだけは、わかる。

顔の美醜とか、肉体の美醜とか、そういうものに価値を見いだすかどうかの問題は、いろんな要素をはらんでいて、難しい。
ただ、若いということは、私にとっては「若い」だけでコンプレックスを抱えている時期だ。自分に自信を持って進んでいける無敵の若さを誇る人たちはもちろんいらっしゃるのでしょうが、私にとって「若さ」はそうではなかった。
いまの自分は、では自信があるのだろうかというと「人は中味だ」という部分での自信を持っている。中味だろうと思っているから、皮膚にダーツができていたら「あらまあ」とおもしろがれるだけの余裕は、ある。治そうとは思わない。
でも若かったら、この引き攣れはコンプレックスのひとつになっただろうなと思う。
別に誰に見せるわけではなくても、だ。

生きていくうえでコンプレックスになるものならば、治してしまったほうが未来のためにいいのだろうとも思う。
治そうとすると「モデルでも芸能人でもないのに」みたいに言われることもあるんじゃないかなと想像したりもする。でも治したほうがその人にとって生きやすいなら、治せばいいじゃないのかなーって思います。

これ、もうちょっとこの「術後の美容整形」については、安くなったりしないのかねえとも思う。

乳がんに限らず、病気についての体験記というのの主流は「泣かせ」であり、綺麗で悲しい体験記がおもに出版されていたりしますが、それ以外の人たちの、ささやかに「生きていく」ための知恵やら収支決算の会計的なものなどをまとめてくれる「なにか」があるといいのになーと思うのでした。


というようなことを手術痕から考えたりもしています。

が、とにかく、術後の肉のマッサージはお早めに!
医者は「いまからマッサージしなさい」とか「肌がざらざらしているのもすぐに手当したら一年でちゃんとつるつるになるよ」とかは、だいたい教えてくれないはずだ。

2017/07/26 09:39

放射線の皮膚の爛れは「皮膚が重なっている箇所」が強く出ます。

放射線技師の方に「これは……ひどいね。痛いよね」と後半、毎回同情されていたのですが、どうしてもその部分に照射しないと治療の意味がないので最後まで左乳房下部は爛れた続けたままであった。

この「皮膚が重なる」って、まあ、乳房の下乳問題などもありますが。

私の場合は「術後の手術痕の、引き攣れ」です。

三回切ったからっていうのもあるのかもしれないです。というより、それなんだろう。短期間での三回の手術なので、一回目、二回目の切断箇所とは違う皮膚を切らないとならないからね。
で、直後の腫れているときは気づけなかつたのですが(それどころじゃないというのもありますし)腫れが引いたら、これが見事に引き攣れていた。

裁縫されるかたには伝わるかな。
スカートなどのダーツの、根元の折ひだがありますよね。

ああいう感じに、私の皮膚の一部にダーツが形成されて、おりたたまれる形に重なってしまったんですよね。

放射線とはちょっとずれる話題ですが、放射線の話題でもある。
そのダーツ部分、引き攣れた箇所の爛れがとりわけひどかったのである。

放射線照射の際、傷口についても自分で事前チェックして、皮膚の引き攣れなどありましたら、気にかけておいてください。
一番はやくに爛れが出来て、最後まで爛れるのはその箇所です。
なので早めに気づいて、塗り薬の処方出してもらって、対策を。
ヒリヒリしている段階から医師に申告したほうがいいですよ。

2017/07/25 11:12

放射線。治療を受けていながらも、私は、あまりよくわからない放射線。
どうやら、遺伝子に作用して、細胞が増えないように、あるいは、新しい細胞に置き換わるときに新しい細胞が出きないようにするらしい。
そういった放射線の働きを利用して、がん細胞を減少させる。

X線、γ(ガンマ)線、電子線などがあるとのことです。
陽子線や重粒子線による治療も一部の施設で行われているらしいですが、その効果の差は私にはわからない。検索などはしていないのですが、その後、放射線治療についてはなにか前進や変更はあるのかな?

病院にいって照射するので、土日祝日はお休みで、それ以外は毎日でした。
というわけでだいたい一週間に五日ペースですかね。どれくらい照射するかは人によって違うので通院日数も人それぞれです。

切らないで治療ができるのは利点です。

注意点として「温泉に入ってはいけない」。というのを言われた。

副作用のひとつは「疲れる」。
数日では気づかないんですが、疲労度は蓄積しますね。白血球値も下がるらしいよ。でも抗がん剤に比較するとそこまで急激に白血球の数値が下がるわけではなかった。私の場合。
通院の疲れもあったのかもしれませんが、放射線通院の時期と、そのあとはとにかくやたら昼寝してた記憶があります。疲れたので。

人によっては吐き気が出る人もいるそうですが、私はそれは平気でした。

で、放射線で一番つらかった副作用は「皮膚が爛れる」です。

爛れる……ただれるのよ。
湿疹とか、赤くなるとか、そういうのではなく「爛れる」のです。
最初のうちは大丈夫だったのですが、一定期間を経て、赤くなり……そして皮が剥け……痛いし、倦むし、じくじくして、お薬をいただいてケアはしましたがずーっと爛れ続けてました。

爛れるからといって、その箇所に照射しないとならない以上、どうしようもないので。
放射線照射を終えてからもしばらく薬を塗り続けてました。

あの皮膚の状態は、なんとも言えない見た目と痛さでしたね。

2017/07/20 20:11

身体に直書きされる「なかなか消えないインク」。

消えないのに衣装とか下着にはいろがうつりります、とても。
私、あんなに汚い下着つけていたの人生であの時期だけだよ……。

というくらいインクの色うつりのするよれよれの下着で暮らしていたよ。
シャツとかにもつくので、直に羽織るのもいやでしたし、あと、下着があるほうが傷口の補助になって軽くぶつかったりしても痛くないので。

というわけで「この放射線が終わったら下着は捨てる」と思って。

使いまくって「ありがとうございました」で最後に捨てました。本当によろよろでぼろぼろにしたので。インクはね、漂白しても色が落ちませんでした。赤い線がたくさんついている汚れたとしかみえない下着をずーっとつけているのはいやだった。

KEA工房

ホスピタルブラよ。きみにはとてもお世話になりました。
また次があることになったら、お世話になることでしょう。

そして放射線は……痛い……とても…………痛いことがあるのだった。
ぼちぼちと語ります……。

2017/07/18 22:34

放射線照射前に、まずすること。

照射位置を決めるために、
機械にのっていろいろと計測する。
照射位置を毎回同じに固定するために患者の身体にマーキングする。

直に身体に線とか丸とかを「取れづらい」特別なインクで描かれます。

これがとても重要らしくて、かなり時間かかると思ってください。
短くて一時間くらいみておいたほうが……。

まず黒マジック。
そのあとで赤い染料。

あとで検索してみたけれどマーキング、みんな色は同じみたいですね。
赤の染料は固定なんですね。特殊なインクらしいから。

ただ病院ごと、もしくはその患者の照射位置ごとに違いがあるのかな……私の身体に描かれたのはかなり呪術的文様のように私には見えました。

「アートが私の身体に出現した」

みたいな感じでした。

鎖骨までアートなんですよ……。鎖骨まわりのところに余裕でラインついてるんですよね。謎の。

放射線でマーキングするって一般的知識ですかね。
私はそういう情報をもってなくて、自分が体験してはじめて知って、驚きました。
「抗がん剤は副作用でハゲルことがある」は広く浸透してますが「放射線はまず身体に直書きでマーキングする」も浸透してもいい気がします。
そのラインを放射線照射が終わるまでは絶対に消してはならないという知識と共に。

鎖骨まで赤いラインが描かれてると……服がね、困る。
私、襟のつまった服をほぼ持ってなかったのでそのシーズンのあいだだけの服をあわてて買いに行きました……。
あとスカーフみたいな軽めの巻きものも持ってなかったので買いにいきました。

2017/07/15 09:38

放射線の話にうつりますね。

私は三十五日だったか四十日だったか標準より長く照射してました。何グレイだったかなあ。こういう数値をメモってなかった。

病院が休みの日以外はほぼ毎日通院して照射してもらいます。
予約をするので待ち時間そのものはたいしてないです。
毎日一定の時間を通院しなくてはならないので、仕事しながら、家事をしながら、などの生活サイクルに組み込まれるのがちょっと大変。

これからしばらくは放射線について、困ったこと、副作用などのメモを残していきますね。

2017/07/13 09:27

抗がん剤の副作用を早めに抜く方法。
抗がん剤の種類によって違うのですが、私の場合は「とにかく水を飲む」でした。
水分と一緒に薬が抜けていくので、たくさん水を飲んで、汗その他でたいがいに排出する。抗がん投与から三日間くらいは麦茶とか水とかソフトドリンクとかたくさん飲んでました。
さらにゆっくりと、ぬるめのお風呂で汗をたくさん出してました。

とはいえ腎臓機能が低下している場合はたくさんの水分はかえって身体を痛めつけるため、検査結果をもとにしたそれぞれの副作用対策を……。

抗がん剤はだいたい半日ぐらいで肝臓で代謝されるようです。
つまり、薬の効果そのものは半日で体内を駆け巡っていると思っていいのです。
肝臓で代謝され、薬の濃度は五日程度でほぼゼロになる。
あとは薬としてはもう効果はないけれど、身体にとってはカテゴリエラーな成分のある「副作用を感じさせる」なにかとして体内に残ってるだけなので、どんどん排出されるのがよいのです。
タキソ系の抗がん剤は胆汁で代謝されて便で排出されるようですが、それ以外は肝臓代謝で尿での排出で薬が外に出ていくと医者が言ってました。
というわけで、水をがぶがぶしてました……。


抗がん剤の副作用って、そういえば、原理としては妊娠の悪阻や、アルコールの二日酔いと同じものなのだそうですよ。

二日弱いのひどいやつ。
悪阻のひどいやつ。
と、想定するとイメージしやすいかなと。

対策としても二日酔いにするのと同じ対策で乗り切るのが一番いいのかもしれません。


2017/07/11 06:05


抗がん剤の時期については、ケースパイケースです。
腫瘍が大きいときなどは事前に抗がん剤で腫瘍を小さくして(小さくなる=抗がん剤が効いているということの確認もできる)から手術ということもあります。
私のように先に腫瘍を取ってしまった場合は、身体に残っている癌細胞がどれも目視できる大きさではない微少なものなので、抗がん剤の投与が効果があるかどうかは、確認できないんですよね。
そういった手術後に抗がん剤を投与するとき。
術後、半年以内なら、どこではじめてもさして違いはないみたいだというのが、私が調べたときには記載されてました。
ですが、術後、半年以上経過してから抗がん剤をスタートするのは、あまり良い成果は得られないとも記載されていたので、術後に体調を整えてスタートする標準治療はだいたい抗がん剤が最初なのかも。

放射線治療のあとだと白血球値が減ってるので、すぐスタートできずに抗がん剤の時期を後ろにずらすことになる場合が多いとのことで。

とはいえ私は、なんども書いたけど手術→放射線→抗がん剤という流れだったので、もう本当にケースバイケースなんでしょうね。

これも人それぞれすぎて「私はいつから抗がん剤なの」「こんなに時期が遅れて、この治療は意味があるの」「この人は何ヶ月後になってるけど、私と違うのはどうして」と調べれば調べるだけ「自分と違う人」が出てきて戸惑うのが乳がん治療です……。

「ケースバイケースなのだ!」

ということだけを頭に入れて治療をすすめるのが一番ですよ……。

その「ケース」についてを、質問したり、納得したりするためには、自分もいろいろと調べたうえで、お医者さんに質問して答えてもらうのが一番なのです。
お医者さんと信頼関係を結べるかどうか、気があうかどうかは、けっこう重要なんじゃないかなと思ってます。
長いつきあいですからね……。


2017/07/10 12:30

抗がん剤使用は一時的に脳も萎縮するということで、その後の治療も含め、私の脳は副作用でどんどん脳がちぢんでいるっぽかった。
ものすごいど忘れを連発し「ここまでのボケだったろうか」と悩んで検索してネットで脳の萎縮について記載さていれのを見つけたのである。

成長の早い細胞にアタックかけている=脳にはたくさんその系統の細胞があるのでアタックかけられまくってる=抗がん剤投与時とその最終から半年から一年はまだ脳にも名残があり萎縮が見られるが、そこを抜けると元通りの脳になりますから安心してくださいということになってました。当時の私の検索では

いままた探したけど見つけられなかったのでそのときの私の検索能力はすごい。

しかしいまさっき検索して見つけた別な興味深い記事が……。

アンスラサイクリン系薬剤が、その他の化学療法や非化学療法と比べ、認知機能に悪影響を与えているのではという研究が最近では進められていると。がんの化学療法の影響として、記憶力、思考力、集中力が低下する「ケモブレイン」という名前がついているらしいです。
アンスラサイクリンって馴染みがない名前だけど、乳がんだと、これとタキサン系が二台勢力くらいな感じで使用されているので。

私の使ったCMFもアンスラサイクリン系の抗がん剤であるシクロホスファミド使ってます。

日経メディカルオンラインの乳がんの使用抗がん剤メイン層の図表

これ、おおよその費用と使用のサイクルなども全部記載されている見やすい表なのでチェックするといいですよ。人に説明するときにこういうのあると便利だね。

ちなみにシクロホスファミドは経口なのだ。点滴もするけど飲む抗がん剤っていうのもあってそれは決められた用法で飲みつづけるのです。決められたスケジュールで飲むのけっこうだるいよね……。飲んでたけど。

で、話を戻してケモブレイン。
名前がつき、研究が進められているということは「そういう症例が複数ある」ということです。

もし、抗がん剤投与以前より思考力か集中力が落ちているなと感じられるときは「ケモブレインかもな」と考えてみてください。
そのうえで、あまりにもつらいようでしたら、医師に相談してみてくださいね。
そういう症状が認知されてきたというのはとても大きなことです。

私のときは「ボーとしている。とにかく。頭が」と思って、必死で、普段は読まないようなところまで検索にいって、論文みたいなのを見つけて「そうか。抗がん剤のせいで脳にも影響が。そして半年から一年はまだ脳にも抗がん剤が残ってるのか」と自力であさってただけですが、いまはもっと一般的な副作用のひとつになっている。

もしかしたらボーッとしないですむなにかの手だてがいまは開発されているのかもしれませんね。医学の進歩は本当にありがたいなあ。

2017/07/07 11:20

リンパ郭清した人は、リンパがなくなってしまいます。
しかし人間の身体というのは不思議なもので、別なものがなくなった部分の仕事を補佐するようになるのです。皮膚の薄い下に細い細いリンパの流れができて、ちゃんと体内にリンパを巡らせてくれるようになる。
が、それはとても細やかで繊細な流れなのである。
いままでのように扱うとそのリンパ管はつぶれてしまいます。

で、間違うとリンパ浮腫になる。浮腫んでしまう。リンパが流れないというのはとても大変。医者が真顔で「本当に大変なんだ。リンパ浮腫」って言いました。めったに真顔にならない担当医が。

というわけで、術後すぐに、友だちが退院祝いとして私に「正しいリンパマッサージの方法のトレーニング」に連れていってくれました。予防ですね。

心愛治療院

さわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわ。
みたいな触り方なんだ。

「こんなに優しくしないと肌の下のリンパの管って壊れてしまうんですか?」
「そうですよ」
実技指導で「さわさわさわさわさわさわさわさわさわわさわ」を習う。
想定しているのの半分くらいの「ふわっと」感でマッサージって感じはしない。

通常のマッサージよりさらに価格は高いですが、ガチで浮腫んでしまうと、高いも安いもないのですよ。本当にリンパ浮腫はなってしまうと大変なので。予防しましょう!

おもしろいと思ったのは「ない左側のかわりに」浮腫を「左の太もも」と「右の脇のリンパ」に流すという動きですね。「なくなったら他のとこを使う」んだなあって。使えるもんなんだなあって。
私は痛いといいっても、浮腫といっても、ちょっとした程度なのでまあまあぼちぼちやれてます。普通の手術痕とか傷跡が痛むみたいなのと同じ程度。台風の前とかちょっと痛いし浮腫むこともあるし、肩こりはひどいけど、パソコン使ってる人はだいたいこんな感じの肩こりのような……。乳がん関係ないような?

ところで郭清した左には指輪もブレスレットもつけてはならぬというお達しで、つけないで過ごしてます。

ささやかにたいしてつらくはないけど、ちと残念な制限が入ってくる。左手によくブレスレットやバングルつけてたもので……。

浮腫が本気でつらくなったかたはここ、おすすめです。


2017/07/04 22:42

プロフィール

佐々木禎子(ささき ていこ)
作家。
札幌出身・東京と札幌を行ったり来たりしています。
1992年雑誌JUNE「野菜畑で会うならば」でデビュー。

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