日々ログ

手長エビの釣り。
楽しそうで興味津々なのだが「釣ったあとに泥をはかせるため一日家の水槽で飼う」というのを聞き途端にハードルがあがる。

私は絶対に名前をつけてしまう。
観察をしてしまう。
調理しないで育てようとしてしまう。

一日考えてみた。

釣った魚 → 食べる。積極的に食べる。
釣った魚を自宅で飼う → 物理的にそんな水槽もないし海水の用意もないし無理。
             だからやらないし、つまり魚は食べる。
釣った手長エビ → 食べる。食べたいと思って釣る。
釣った手長エビを自宅で飼う → おそらく愛情が湧いて食べない。

前に暮らしていた部屋で、蜘蛛を見かけるたびにどんどん愛着が湧いて、蜘蛛のご飯について悩んで「虫がいないと家出をしてしまうのだろうか」「私は虫を連れてきて室内に放つべきなのだろうか」「それともこの家に虫がいないのは蜘蛛が食べている結果なのだろうか」と悶々としていたことを思いだした。

ひとつ屋根の下にいて一日以上経過すると、どうもダメだなあ。

例外は蚊とカビ。やつらのことは許さない! ジェノサイド・蚊とカビ。

名付けちゃうとだめなんだろうな。

2017/06/08 12:59

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プロフィール

佐々木禎子(ささき ていこ)
作家。
札幌出身・東京と札幌を行ったり来たりしています。
1992年雑誌JUNE「野菜畑で会うならば」でデビュー。

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