乳がん

抗がん剤の副作用については一旦お休みで。

術後入院中に抗生剤点滴でとにかくずっとねむかったときの自分のメモを見つけたのでそれをここに貼っていく。


・入院中に前回の病理結果で切断肉カラー写真的なもの

 全体像と、十六分割ぐらいにして細かく癌細胞の

 存在を示すポイントつきの画像とを見せてもらった。

・もとが自分の肉であっても写真で見る肉は生肉にしか見えず

 「焼いたら美味しそうな肉ですね」が第一感想。

・言ったらナニかなと思い医師にもそうは言えなかったが、

 良い肉質の肉でしたよ。

・抗生剤今朝で終わり。

・睡魔からこれで逃れられるよー。



・乳はもう私は授乳もしないし、片方削れたとして機能的に困ることはないのに「あるほうがいいなあ」と思うこの気持ちを、男に変換してみたら、この「乳」は、身体的にどこにあたるのかと考える。

・なくなっても困らないけど、あったほうが嬉しい的にいえば「陰嚢かたっぽ」ってことか。

・睾丸がんで片方のタマがなくなるとき「片方あれば生殖できるらしいが、でもふたつあるほうがなんとなく座りいいような気がする」と男性は思うのだろうか。



・男の人にとって「胸・乳」にかわるものって、なんですかね。

あまりたいしたことは考えてなかった。
というか術後に朦朧として「あえて」これをメモにしている意味はなんだったの私……。

2017/06/27 11:26

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プロフィール

佐々木禎子(ささき ていこ)
作家。
札幌出身・東京と札幌を行ったり来たりしています。
1992年雑誌JUNE「野菜畑で会うならば」でデビュー。

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