身体に直書きされる「なかなか消えないインク」。
消えないのに衣装とか下着にはいろがうつりります、とても。
私、あんなに汚い下着つけていたの人生であの時期だけだよ……。
というくらいインクの色うつりのするよれよれの下着で暮らしていたよ。
シャツとかにもつくので、直に羽織るのもいやでしたし、あと、下着があるほうが傷口の補助になって軽くぶつかったりしても痛くないので。
というわけで「この放射線が終わったら下着は捨てる」と思って。
使いまくって「ありがとうございました」で最後に捨てました。本当によろよろでぼろぼろにしたので。インクはね、漂白しても色が落ちませんでした。赤い線がたくさんついている汚れたとしかみえない下着をずーっとつけているのはいやだった。
KEA工房ホスピタルブラよ。きみにはとてもお世話になりました。
また次があることになったら、お世話になることでしょう。
そして放射線は……痛い……とても…………痛いことがあるのだった。
ぼちぼちと語ります……。