年寄りなのでもうみんなに労られてへらへら生きたい!!

至道先生
チヒロさん

公開で「私の人生相談」に乗ってくださいまして、ありがとうございます。

どう生きるかっていうののひとつに今後の私は「社会を縦に見たいか」「横に見たいか」みたいなのがあるんですよね。
もともと私は、いわゆる「勝ち組と負け組」みたいな言い方と、その、ものの見方がとてもとても苦手で、相容れないものを感じています。
縦軸に社会を見てピラミッドを作る感じがすごく不得手で、その社会からは早々に離脱したかったんですよ。
私が求めてるのは横に広がっていく、勝ち負けみたいなものがない「私は私」「あなたはあなた」「遠いは遠い」「近いは近い」「遠いところにいくためには横に移動」みたいな感覚の世界なんですよ。

……という漠然とした言い方で伝わるのかな。笑。

おそらく縦軸社会においては私はまったくもって負け組なのではと思うランクづけだと思いますが(勝ち組みかもしれませんが、どこまでいったって縦軸には「より勝ってる上の人がいるわけで最上位にはいけません)横平面社会では私はとても自由で楽しく幸せなのでそれでいいんですよ。
ただたまに同窓会にいくと「わー、違う世界の人こんなにいるー」ってなって目を白黒させて帰ってきたりする異文化交流。

そしてその異文化では「本を読む人なんてほぼいない」。
私は小説とても好きですが、そして「若い子は本を読まなくなった」と業界の皆さんお嘆きになりますが、そもそも「若くなくても大人でも、本を読んでる人なんて私のまわりにそんなにたくさんいなかったよ!?」。

というこのふたつのうすらぼんやりしたものが現在の私の「このあとどう生きるか」の骨格を形成してくなかの二本の骨です。骨はまだ他にもあるし、見つけていくのでしょうが、いまのところこの二本は揺るぎない骨だなあ。

・横平面社会のなかで過ごしたい
・本を読む人なんてそもそもいないだろうという社会で生きて小説を書いて暮らしたいし自分も小説は目がダメになるまで買い続けたいし読み続ける

そのまわりにふわふわと贅肉をつけると「へらへらしたい」になるんですけどね。
どーしよっかなー。

なにかを成し遂げたいとか、大きな野望は、私にはないですね。
女性だから……というより、私はそういう勝負魂がたぶん成長の過程で抜け落ちちゃったのかもしれません。

四十歳だったときの自分を……思いかえす……うううむ。
チヒロさんの夢は生前葬。ふふ。飲み放題でうかがいますね! やってやってー。

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プロフィール

佐々木禎子(ささき ていこ)
作家。
札幌出身・東京と札幌を行ったり来たりしています。
1992年雑誌JUNE「野菜畑で会うならば」でデビュー。

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