南ノさん
南ノさん、いろいろとお気遣いをいただき、ありがとうございます(ペコリ)
突然、桐乃家の台所事情などを聞かされても困惑されるだろうなと思いましたが(汗)、「貧乏暇なし」ということで、現状を赤裸々に近況報告とさせていただきました(^^ゞ
遅ればせながら『猫をさがす』を拝読しました。
途中までは、この少年が、主人公が捜していた猫なのかなと単純に考えていたのですが、意味深長な彼の言葉に、ふいに闇の手触りを感じたような気がして、ドキッとしました。
こういう、気づかないうちに狭間に佇む、迷い込むような危うさに、妙に心惹かれるものがあります。繰り返される、少女の「からだ」への違和感、自分を持て余すような感覚が、なるほど確かに「十六歳」ならではかもしれないと、南ノさんの眼差しの繊細さに、思わずため息がこぼれました。
このときの麦茶の味を、いつかおとなになった彼女がふと思い出すことがあるのだろうなと、なんだかそんなふうに感じました。