日々ログ

mikaさんへ②
mikaさん、ご丁寧なお返事、ありがとうございます!

mikaさんは、フォークナーを読み込んでおられるんですねえ…

ホント、それだけで尊敬します。


ヘミングウェイは、確かにマッチョなイメージがありますが、初期の作品はむしろナイーヴで柔らかな感受性が溢れている感じが私はするんです。


mikaさんは〝IN OUR TIME〟を読まれて、ヘミングウェイはちょっと苦手だと感じられたんですね…


ところが、私はむしろ〝IN OUR TIME〟の中の「雨のなかの猫」(Cat in the Rain)が、ヘミングウェイの短編の中で一番好きなんです。


人の感想はいろいろあって、面白いですよね!(mikaさんは読書会で、きっといつも感じておられると思いますが…)


まあ、ヘミングウェイは第二短篇集に〝MEN WITHOUT WOMEN〟なんてタイトルをつけたりしているわけですが、殊更に「男」のイメージを強調するところが、むしろ逆なんじゃないかと思ったりもして……。


研究者によると、ヘミングウェイは実は運動神経がなかったらしいですね。

…ああいう最後を遂げたこともありますし、ヘミングウェイの本質は、アフリカで猟をしたり、海でカジキを釣ったりする男っぽいイメージとはむしろ逆の、繊細でナイーヴなものだったんじゃないかな、と私は思っているんですが……


〝MEN WITHOUT WOMEN〟の中でも、「白い象のような山並み」(〝Hills Like White Elephants〟)とか私は好きで、ああいう会話文を書けたらいいな、なんてひそかにお手本にしたりしていたこともあったんです。


こういうお話、とても興味深いです~♡

2024/04/29 23:16

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