ツイッターに流した宣伝文転載「嘘つき曲馬団」
自身のおつむに自惚れきった少年と、金の巻き毛とカイゼル髭で〈嘘をつく〉団長との丁々発止の【第弐幕】!


憂いを払い謎へと向かう少年の前に、うら若き大女が〈夫〉にまたがり立ちはだかる。切って落とすは【第参幕】!


無力なり! 少年の自慢の弁は、三ツ首道化の嬌声に破れる。こんにゃく問答【第肆幕】!


次なる演者は、幼き人猫のキャット兄弟。猫語の解らぬ少年に、団長が通訳を申し出た。紫電一閃【第伍幕】!


少年は征く! 己の足で、己の意思でと疑いもせず。〈果て〉で待つのは見えない刃! 細工は流流【第陸幕】!


さて、お立ち会い! 物語はいよいよ佳境へ。終演を確信した少年を待ち受けていたのは団長の――急転直下の【第捌幕】!

※【第柒幕】は欠番です


御覧あれ! 青空に舞う紙吹雪を。それを縫うように翻る、ドキドキと光る五本のナイフを。仲良し〈家族〉があの街へと帰ってきた! いよいよ【終幕】! 


『嘘つき曲馬団』をお楽しみくださいました皆々様! 昨夜で幕は閉じましたが、まだお名残惜しく思ってくださるお方には特別に! 特別にこちら〈楽屋裏〉へとご案内いたしましょう――

2018/08/09 21:30

(こんにゃく問答はないよな……語感的に)

kuromimigen

2018/08/09 21:38

ツイッターに流した宣伝文転載「絶叫」

「生き人形って知ってるか」――〈夢〉は十夜をとうに超え。


画家・芳賀沼さらさんの作品「絶叫」を拝見して、生まれたお話です。短編。完結してます。

2018/08/09 21:39

kuromimigen

2018/08/09 21:40

kuromimigen

2018/08/09 21:41

kuromimigen

2018/08/09 21:42

kuromimigen

2018/08/09 21:42

kuromimigen

2018/08/09 21:42

kuromimigen

2018/08/09 21:42

ツイッターに流した宣伝文転載「聞き書き曲馬団」

時は明治の初め頃――今は無き小さな山村に〈曲馬団〉がやって来た。

〈めんないさん〉――その名をを聞きつけた子供が、こっそり盗み見たものは――


〈めんないさん〉をどうしても見たくてたまらない子供は、そっと家を抜け出した。夜に紛れ、小屋の隙間から覗いた光景は――


ゆっくりと皆に見せつけるように目隠しを取った娘は、今度こそ、花の顔容(かんばせ)を男衆の前に晒した――


村の鼻摘み者〈伊三〉の狼藉を皮切りに、男衆が〈めんないさん〉の元に雪崩れ込む――


【完結】何十年もの昔、幼い〈わたし〉の脳裏に焼き付けられてしまった、あのきらきらとした――

2018/08/15 17:05

気づき
ここまでアップしてきて気づいたのですが、これはしゃべログよりも活動報告向きの内容なのでは?

kuromimigen

2018/08/15 17:06

kuromimigen

2018/08/15 17:08

kuromimigen

2018/08/15 17:09

ツイッターに流した宣伝文転載「子買双紙」
突然母親から引き離されたキヨは、為す術もなく呆然と自動車に揺られていた。そんな彼女を森の陰から見つめるのは、青毛の馬にまたがった黒衣の青年――


人里離れた洋館に連れてこられたキヨは、生まれて初めて洋服を着せてもらった。

お似合いよ、と囁く如月の細く長い指が、キヨの肩に絡み付くーー


いよいよキヨは都路の一人娘、華子と対面する。純白の寝具に包まれたお姫様のような華子に、キヨは気後れを覚えてしまうが――


月光の下、佇む黒衣の青年は、挑戦的な目付きをキヨに寄越した――


見るもの聞くもの初めてづくしのキヨを、優しく根気よく教え諭す華子。巣の中の雛のように二少女は寄り添い、心を通わせてゆく――


日向ぼっこに興じるキヨと華子の優しい時間。お互いが出会うまで誰とどんな遊びをしていたか、微笑ましいはずの話題がキヨの心を曇らせる――



華子のもとからキヨを奪い去る、黒衣の青年。安全な所で全てを話す、と彼は言うが――


キヨを拐った怪青年の行く手を阻んだのは、如月だった。助けが来た!と安堵するキヨを余所に、怪青年と如月は剣呑な会話を始める。まるで旧知の仲のように――


如月の豹変も、自動車の後部座席に載せられたもののことも、考えまいとキヨは決める。何より大切なことは、華子との約束なのだから――


「君は、華子の為なら何でもすると言ったじゃないか」――都路は、地下室にキヨを閉じ込めて責めたてる――


如月をやり過ごした、黒衣の青年とキヨは地下室から脱出する。「二階へ」と彼はキヨの手を引いた――


「何人目だ」――華子の元へ行こうとするキヨの耳に入った、黒衣の青年のぽつりとした声。如月へと向けられたその問いは、キヨの足を止めるに十分な響きを持っていた――


黒衣の青年は背景を語りだした。期せずしてそれは、キヨの胸の内の深い深いところまでを顕にしてしまう――


二人の悪い大人達は警官達が連れ去った。華子も無事に保護されて、警察の自動車に乗せられる。空っぽになる館。それを黒衣の青年と共に見守っていたキヨは――


華子が目覚めたのは、病院のベッドの上だった。お伽噺は断ち切られども、物語はまだ続く――


夜、おじさんの運転で華子とキヨは新しい住まいへと向かう。野次馬達から身を隠すために――


隠れ家に来て十日余り。ようやく華子は、父親の罪について考えを巡らせることが出来た――


おかみさんが持ってきてくれた一冊の絵本。文字を覚えたキヨは大喜びで、それを華子に読み聞かせるのだが――


2018/08/19 21:18

プロフィール

黒実操(くろみみさお) 略称クロミミ

一次創作、オリジナル専門にお話を書いています。
怪奇だったり謎々だったりするお話や、
...

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